トップ > 特殊な廃棄物の処理 > 廃棄物処理~アスベストによる健康被害

廃棄物処理~アスベストによる健康被害

日本では、1975年にアスベストの吹き付けが禁止されました。

このアスベストによる健康被害については1960年代からすでに指摘されていました。

アスベストの繊維が肺に突き刺さって、肺がんや悪性中皮種を引き起こす発がん性があるためです。

そして、アスベストを大量に吸引するような作業をしている人は、一般の人の7倍から8倍の発ガン率があることがわかってきました。

なかには、アスベストを吸引してから40年も経過してからガンを発症するケースまでありますし、最近でもクボタやニチアスといったアスベスト関連の企業やその地域での健康被害が問題となっています。

しかし、使用禁止となったころには、すでに学校などの公共の建物や公営住宅で吹き付けアスベストが広く使用された後でした。

そこで、今度は、これらの建築物を解体する際に、出る廃棄物によってアスベストが大気中に飛散するために、地域住民の健康被害が出ることが懸念されています。

アスベストは、廃棄物処理法により1991年に特別管理産業廃棄物に指定されました。
健康被害を出さないように配慮するためです。

しかし、アスベストの使われた建物を解体し、廃棄物をきちんと処理する作業が終わるのは、2040年ごろまでかかる予定です。

この記事のカテゴリーは「特殊な廃棄物の処理」です。
以前は一般廃棄物として市町村が処理していた医療廃棄物は、事故を防ぐため一般廃棄物とは別の特別な処理をするようになってきました。
関連記事

医療廃棄物の処理

医療廃棄物を処理する際には思わぬ事故が発生することがあります。 そのため、以前は...

感染性廃棄物の処理 

感染性廃棄物とは、人体に感染の恐れがある病原体が付着している廃棄物のことです。 ...

廃棄物処理~ダイオキシン類

廃棄物を処理する際、不十分な温度で焼却すると発ガン性物質のダイオキシン類が発生す...

廃棄物処理~ポリ塩化ビフェニル(PCB)

PCBと略して呼ばれることも多いポリ塩化ビフェニルは、肝機能や皮膚など人体に非常...